子どもにあったフリースクールをさがす方法は?

フリースクールの情報入手には、スマホで検索するのが簡単です。フリースクール同士でつくっているネットワークや、親の会の相談窓口に注目してみてください。定期的に会報を発行しているところも少なくありません。また、フリースクールを紹介している本や雑誌なども活用できます。あるいは、フリースクール経験者や、情報が集まりやすい学校の先生からも情報を入手しやすいでしょう。

これらを糸口に、関心のあるフリースクールと相談し、よく話し合うことです。子どもに合わないと思ったなら、他を紹介してもらうようにします。相談の前に何か所かの案内書をとりよせ検討するのも、よいでしょう。

最終的な判断は、どのような活動をしているか、自分の目で確かめてからです。そして、通うかどうかの決断は可能なかぎり子どもに、がポイントとなります。

フリースクールの選択に基準はあるのか?

選択の基準というものはありません。客観的なものさしで計れないのが、フリースクールの特徴だからです。もし、偏差値で受験校を決めるような感覚でフリースクールを見るのなら、それは根本的にまちがっています。フリースクールは、優劣をつけられる対象ではないのです。

子どものために何が必要か、何を求めているのかが、選択の大きなポントになります。したがって、主宰者の教育観やじっさいの活動内容に対して、子どもの「相性」はどうかを検討するようにしましょう。

フリースクール入学時期はいつ?

入学時期というのは無いのが普通です。募集定員に余裕があれば、いつでも入ることができます。ただ、フリースクールによっては、「教育方針に対する理解」を入学条件にしているところもあります。

フリースクールに通うと、その報告に基づいて学校も出席扱いをしはじめたことから、ともかくどこかのフリースクールに入れよう、という家庭が一時期増加したという話も聞きます。でも、このような安易な姿勢は、子どもの抱える悩みをいっそう深くすることにもなりかねませんから、注意したいものです。